冷やす・食べる・魅せる・遊ぶ 氷にしかできない表現を世界に発信

  • 2024年7月号
  • 宮城で作られた"もの"(HOT!PRODUCT)
  • 食品

株式会社岡本製氷冷凍工場

専務取締役 岡本 貴之さん

「氷は冷やすもの」という固定観念を軽々と飛び越えて、気仙沼産のものだけでつくるかき氷や、海を泳ぐ魚たちの一瞬を捉えた観光施設「氷の水族館」を運営。氷を五感で楽しめるサービスに進化させています。

氷の可能性を追求し、五感で楽しめる価値を創造

水産都市気仙沼で鮮魚の流通に欠かせない氷を生産しながら、氷を使った新たな表現に挑戦しています。それが「氷の水族館」であり、「氷屋キッチン」のかき氷。透明度の高い氷には独自の技術が活かされ、かき氷には地元の酒蔵の仕込み水を分けてもらって使用。気仙沼でしかできない氷づくりを行い、まちづくりの一翼を担っています。

マイナス11℃程度のプールに、水を入れたアイス缶を沈めて、水を循環させながら48時間かけて凍らせます。できあがった氷をアイス缶から取り出し、貯氷庫にストックするまで、すべて人の手を介し、丁寧につくられます。

工場の近くにある氷の水族館では、氷が凍るタイミングを見計らい、魚を知る氷屋ならではのセンスで、水揚げされた魚を泳いでいるように閉じ込めます。

https://www.uminoichi.com/iceaquarium

株式会社岡本製氷冷凍工場

住所宮城県気仙沼市港町4-18
電話番号0226-22-1291
URLhttps://okamotoseihyo.jp