高速道路の点検・保全を通じて、安全・安心を技術で支える

  • 2024年12月号
  • 宮城で作られた"もの"(HOT!PRODUCT)
  • 建築

株式会社ネクスコ・エンジニアリング東北

技術開発営業部 技術開発営業課 専門員 泉 顕次さん

夜間作業中の車両とお客様の車両の安全を守るために開発された「セーフティライン」は、高速道路上に緑色のラインを照射することで安全運転をサポート。緑色のラインを1本の線で標示している点が新しく、全国に広がっています。

セーフティラインの緑色の光で暗い雪道作業に目印を描く

雪の多い東北地方では冬季に、高速道路に積もった雪を取り除くための除雪作業車や、路面が凍らないように凍結防止剤を散布する散布車が高速道路を走っています。「セーフティライン」は夜間、雪で見通しが悪い中でも安全・安心に走行できるように、積水樹脂株式会社と協力してさまざまなテストを繰り返し、開発した製品です。

ライトの色や明るさ、照射角度、雪などが付着しづらい素材など、使われる環境を考慮して仕様を決定。考え得るさまざまな可能性を考慮・検討し、実証実験を実施することで、「セーフティライン」は完成しました。また車両後方から約7mの距離に緑色のラインを照射することで、後方車両から見えやすい照射を実現しています。

ライトの色は、人が見やすいとされている緑色を採用(国際照明委員会:比視感度曲線から)。また、LED光であることから直視することがあっても安全です。

毎年夢メッセ(宮城)で開催されるEE東北に出展しており、写真は今年度セーフティラインを展示、紹介している風景です。

株式会社ネクスコ・エンジニアリング東北

住所宮城県仙台市青葉区花京院2-1-65 いちご花京院ビル
電話番号022-713-7277
URLhttps://www.e-nexco-engito.co.jp